むくみ予防の3大原則−運動・休息・栄養管理
むくみを予防・解消するには、むくみやすい生活の改善が重要になります。むくみについて、マッサージやサプリメント、足上げなど、主に事後対策ばかりが注目されがちですが、大切なことはむくみの起きやすい生活習慣そのものを改善することが大原則となります。運動・休息・栄養管理の3つをないがしろにしたままでは、むくみ予防にはつながりません。
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運動をする=家事や適度に身体を動かしたりするだけでOK
むくみ予防には、「運動をしなければならない」といわれると時間をかけてウォーキングをしたりジョギングをしたりと、とかく本格的な運動をしなければだめだと思われがちですが、そういうことではありません。職場環境におけるむくみの原因は、立ちっぱなしや座りっぱなしなど同じ姿勢を取り続けることだと解説しましたが、家庭でも同じ事がいえます。
「身体を動かす」を意識する
家庭でも一日中ソファに寝っ転がってテレビを見ることや、長時間イスに座ってゲームをするなど、「同じ姿勢で長時間」が、むくみを起こす大きな要因になります。静脈のうっ血がむくみの原因でもありますから、一日中ダラダラとしていても、血流は改善されません。また同じ動くにしても「キビキビと!」が大切になります。
家事やラジオ体操など適度に身体を動かすことでも十分なむくみ予防のための運動になります。ぜひ「身体を動かす」ということを意識してみましょう。
十分な休息をとること=腎臓をいたわる
腎臓は、体内の老廃物を処理して「尿」として排出する大切な臓器です。24時間老廃物をろ過し、血液を浄化する働きをしているので、人間が生きて生命活動を営んでいる限り、腎臓は休むことができないのです。腎臓にもっともよい姿勢は、「横になること」といわれますが、むくみ予防・解消にもこれがポイントとなります。
まずはできるだけ腎臓への負担を減らすことが大切
一日のうちで疲れを感じたら、少しの時間でもよいので、ゴロンと横になって休むことも良いです。横になることで腎臓への血流が増え、傷んだ細胞の自然治癒が促されることにもなります。また夜の睡眠時に、ベットで横になると日中に足に溜まった余分な水分が移動を始めます。
横になることで循環血液量が増大しますので腎臓への血液量も増え身体の余分な水分が尿として膀胱に溜められるようになります。このように、むくみ予防・解消の観点から「十分な休息」はとても重要なことがわかります。逆に睡眠を削った不規則な生活はむくみを助長してしまいます。
栄養のバランスを考慮する
誤ったダイエットは栄養失調や筋肉量の低下をおこし、むくみやすくなるということはお話しました。→ダイエットもむくみの原因に!? その意味でも、栄養バランス(たんぱく質、ミネラル、ビタミン)を考慮した食生活は、むくみ予防には重要となります。
そして、むくみ=間質液ですから、その主成分となる「水分」「ナトリウム」を溜め込まないように、食事でも水分、塩分の過剰摂取は避けなければなりません。例をとれば、漬物を食べながら、お茶を飲む?というような食生活は残念ながらむくみを助長することにしかならないので注意が必要です。