顔のむくみの診断は?

 顔のむくみは、多くの方(特に女性)が気にする症状でしょう。ともすると、足のむくみ以上に気にされて悩む女性が多いと聞きます。接客業など、人と接する機会の多い職業の方は、顔のむくみで腫れぼったくなった上まぶたなどは相手に与える印象も変わってきますので余計気になるでしょう。または顔全体が大きくなったように感じて悩む方も多いでしょう。

 

 しかしながら、顔には個人差がありますから、その症状が顔のむくみなのかどうかを判断するのは素人では難しいでしょう。実際、医療機関においても、むくみではないのに「なんとなく顔がむくみっぽい」というように訴える方もいて顔のむくみの診断は簡単でありません。

 

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顔がむくむ主な原因

 むくみは重力の影響でからだの下方である脚部や組織圧の低い部分がむくみやすいというお話はしました。よって、昼活動しているときは、顔はからだの上部に位置しますので、重力の力によって顔がむくんでいるということは病気の場合を除いてはありえないということになります。

寝ることで顔がむくむ?

 実は、顔がむくむのは夜寝ることが大きな原因といえます。「寝ることが・・・?」と驚いてしまいますね。からだが横になることで、日中足がむくんでいた人でも、その水分がからだに均等に行き渡ることになるので、必然的に立っている時よりも寝ている時のほうが顔に水分が行く分だけ顔がむくんでしまいます。

うつぶせ寝は要注意!

 特に、うつ伏せ寝では顔が下になるので一層顔がむくみやすくなります。また顔では特に上まぶたがむくみが出やすい部位でもあります。しかし、立ち上がれば顔のむくみは消えていきますので、朝はむくみが確認できても昼活動していれば自然とむくみは消えていくはずです。

アルコールを飲んだ翌朝は顔がむくむ

 アルコールを飲んだ翌朝に、顔のむくみが酷いというのはよく聞く話ですね。これはアルコールの利尿効果や、飲酒時の塩分の多い酒の肴などで、より喉が乾くことになり水分を過剰に摂取してしまうことでおきます。この状態で眠ると、睡眠中は「抗利尿ホルモン」の働きで尿が作られず体内に水分が溜まってしまいます。これが原因で全身がむくみ、顔のむくみもより強調されてしまいます。

 

 ただし、起床後は尿も作られるようになるので、顔のむくみは自然と消えていきますが、これは個人差もあるのでなかなかむくみが消えない方もいるかもしれません。翌日にむくみを残さないためにも、くれぐれもアルコールの摂取量は注意しましょう。

顔のむくみ解消法

 朝起きても、なかなか顔のむくみがスッキリしない場合、リンパマッサージ(リンパドレナージ)も有効です。参考→リンパマッサージ(ドレナージュ)でむくみ解消

 

 しかし、リンパマッサージをしなくても顔の筋肉が動くことでも静脈やリンパ管も動くので、喋ったり笑ったりすることで、むくみは自然と軽減されていきます。また、顔のむくみが慢性的で、仕事柄などの理由で素早く顔のむくみを解消したいのであれば、むくみ解消用のサプリメントもおすすめです。

引かない顔のむくみは要注意!

 いつもと違って、なかなか顔のむくみが引かない場合は、心臓の病気、腎臓の病気が隠れている可能性もあるので、医療機関を受診してみて下さい。代表的な病気には、甲状腺機能低下症や血管神経性浮腫などもあります。

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